19世紀を代表するフランスの小説家オノレ・ド・バルザック(Honoré de Balzac)のパリにある家を訪れることができます。どのような雰囲気の美術館なのかご紹介します。
バルザックとは?
オノレ・ド・バルザック(Honoré de Balzac)(1799〜1850)フランスの小説家。
特に有名なのは90篇の長編・短編からなる写実的小説群「人間喜劇」。約2000人以上の登場人物がおり、それぞれの特徴や生まれなどの詳細設定が細かく、様々な階層の人々を描いています。まさにフランス社会をリアルに記しています。
同じくフランスを代表する小説家であるヴィクトル・ユーゴーや、アレクサンドル・デュマの親友でもあり、バルザックは彼らの作風からも影響を受けています。
バルザックの家 MAISON DE BALZAC
パリにあるバルザックの家には無料で入場することができます(特別な企画展が開催されている時は有料です)。以前はわりと急な階段を降りて敷地に入りましたが、現在リノベーションを終えてエレベーターが設置され、バリアフリーな環境となりました。
お家はこの場所から下に降りた階にあります。
出典:http://www.maisondebalzac.paris.fr/en/discover-museum/reopening-balzac-house
家の前にはお庭があり、友人と語らえるテーブルまでおいてあります!静かなところで読書をするのにも最適!気軽に入場できますので、小さな公園のようです!すぐ裏にはエッフェル塔が見えます!
お家の見学
バルザックのオリジナルの書簡や原稿が飾られています。
また、バルザックの彫像などを見ることができます。(ロダン美術館にも沢山のバルザックの彫刻があります。)
作品「人間喜劇」の本に使用された挿絵の版画スタンプも飾られています。
それぞれのキャラクターが生き生きと細かく彫り上げられており、作品への興味が沸くことでしょう。皆さんのお気に入りのキャラクターの版画スタンプもあるかもしれません。
バルザックの女性遍歴、そして晩年に結婚した奥さんの絵画なども飾ってあります。
バルザックの家では、日によってレクチャーなども行われています。訪れる前にホームページをご覧になってみて下さい。
図書館
バルザックの家では沢山の文献を保管しています。その図書館は事前に予約をすると入場することができます。自由に本を手にとって学習ができる学習施設です。
カフェもあります
カフェはガラス張りの建物。ゆっくりと読書をしながらカフェをするのにもおすすめです!外にカフェと大きく宣伝も出していませんから、隠れ家のような雰囲気です。
この建物の2階の部分が地上と繋がっており、入り口になっています。
バルザックの家へのアクセス
47, rue Raynouard 75016 Paris
16区、パッシーエリアにあります。カフェやお店など洗練されたブランドショップやショッピングモールが近くにあります。
バルザックの家は 火曜〜日曜日 10時〜18時まで開館しています。
※月曜日のみ休館です
パルザックの様々な書籍も販売しています。
常設展へは無料で入場することができます。