ヨーロッパ大陸で一番初めの英語本屋Librairie Galignani
入り口に、「ヨーロッパ大陸で一番初めの英語の本屋」という石碑が掲げてある本屋さん。リヴォリ通り、テュイルリー公園の向かいの5つ星ホテルLe Meuriceムーリス、その横のモンブランで有名なカフェAngelinaアンジェリーナ、そしてその横に、今回ご案内するGalignaniが位置しています。
英語本4割、フランス本6割で古典文学、歴史、料理、芸術、政治などなど、様々な分野の書籍を取り扱っています。天窓からの自然光が気持ちの良い本屋さんです。
Galignani家の歴史
もともとGalignani家の歴史を振り返ると、1520年にSimone Galignaniという人がイタリアのヴェネツィアでラテン文法の本を大衆に向けて印刷したことから出版の道がスタート。脈々と繋がれていきますが、18世紀後半に経済の衰退に伴ってファミリーはロンドン、そしてパリに移ります。1757年に生まれたGiovanni Antonio Galignani は1801年にパリに本屋をオープンします。その後出版社も始めて英語を話す人向けの新聞や英語本を出版しました。彼の亡き後は2人の息子に引き継がれ、1856年にはリヴォリ通りに店舗を移し今に至ります。2人の息子から甥に引き継がれた後はその子孫が出版事業はやめていますが、現在まで本屋事業は続けられてきています。
フランスとイギリスとの架け橋として続けられてきたLibrairiniファミリーの想いを感じることのできる歴史のある本屋さん。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
Librairie Galignani
224 Rue de Rivoli 75001
Librairie Galignaniホームページ