2019年4月10日、世界で初めてブラックホールの影を撮影することに成功したことを国際研究チームが発表しました。ブラックホールといえば、子供の頃から吸い込まれたら出てこられない、吸い込まれたら違う次元に飛ぶなどといった話の出る未知の存在でした。アインシュタインの一般相対性理論によって100年以上前に予測はされていたそうですが、今回まで、まだ人類の誰もブラックホールを見た人はいませんでした!!
見えないはずのブラックホールを見た方法
ブラックホールの影を見る
ブラックホールは重力が大きすぎて光をも吸い込むそうです。光を反射しないので目で見ることは不可能と言われていましたが、今回、ブラックホールの周りのガスが光を出すことから、電波を精密に観測してブラックホールを影として浮かび上がらせたそうです。
地球規模サイズの高精度望遠鏡を使用!
乙女座の近く、M87銀河のブラックホールが観測されました。このブラックホールは約5500万光年離れているもの。
今回、世界8個所の電波望遠鏡を繋げて1つの望遠鏡にして画像を捉えたそうです。まさにアメリカ、南米、ヨーロッパ、南極と繋いで地球そのものを一つの望遠鏡にしてブラックホールの画像を捉えるというビッグチャレンジでした。
岩手県奥州市水沢にある「小栗生天文台」の本間稀希教授によると、直径20mの望遠鏡単体だと視力は0.5程度だそうですが、全ての望遠鏡を組み合わせると視力300万というとんでもない数字になるそうです!
これは月に落ちてに落ちているゴルフボールが地球からしっかり肉眼で見えるほどだそうです!遥か彼方の月の上のボールが見えるなんて、想像も出来ないくらいの視力です。笑
今回の観測で全ての望遠鏡が使えるのは5日間だけだったそうです。季節も天候も違う各地の望遠鏡なので、観測は運次第だったそうですが、見事好天に恵まれたそうです!
データの解析に1年費やす!
集まった情報データは膨大すぎて1年以上の歳月をかけて精査されたそうです。
そしてついに今日、初めてブラックホールの画像が世界6個所で同時に公開されました!
赤く光るガスの中に、黒く丸い影が映っています・・・!くーたまりませんね!
5500万年前の宇宙に存在していたブラックホール。時を越えてブラックホール、銀河、星、太陽などが出来ていったことを考えると・・・ブラックホールの姿・・・もう未知なる宇宙。ロマンとしか言いようがありませんね!!!!
これからも宇宙についての謎がひとつひとつ解明されていくのが楽しみです。
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