パリでも至るところで鳩を見かけます。
パリ中のほこりを集めて飛んでいると思うと少し怖いですが、彼らの可愛い表情から癒やされることもしばしば。
今回は可愛い鳩の写真をご紹介致します。
バルコニーに遊びに来た鳩
このキョトンとした表情がたまりませんね。
かなり太っちょなフワフワ鳩を発見しました!
ずっと眺めていたら見つめ返されました!(頭の小ささが際立ちます)お腹とお尻周りがフワフワしています。
屋根の上の煙突から眺めている鳩。様になっています。
鳩との思い出〜パリ〜
衝撃だった鳩との思い出
私はパリにて、忘れられない鳩との思い出があります。
以前、凱旋門の真下にあるシャルル・ド・ゴール・エトワール駅の鉄道RER A線のホームにて、まもなく電車が入ってくる時にテクテクとホームを歩く鳩に遭遇しました。
地下深くにあるホームまで、よく辿り着いた(迷い込んだ)ものだなぁと眺めていたところ、鳩が急に立ち止まってモソモソと動き始めたのです。
ん?どうしたのかな?とそのまま眺めていると・・・・急に、ポコっ!!!とピンポン玉くらいの少し黄色みを帯びた卵がまさに擬音語で言う「ポンッ」という感じで産み落とされたのです!!!
えぇぇっ!!!今、ここで?!そんなスムーズに?!と一部始終を見ていた私(と私の横にいたフランス人女性)はかなり動揺したのですが、母鳩は何も気にせずにスタスタとその場から立ち去ってしまったのです。
出典:ウィキペディア・フランス
このホームでの出来事だったのですが、卵はこの白い線のやや内側あたりに取り残されたのでした。
ええぇぇ〜〜鳩さ〜ん!卵を見捨てて行ってしまうの〜?!電車が来たら、沢山の人が降りた時にこの位置では間違いなく卵が踏み潰されてしまう!!!!それはなんとか避けたい!!!と瞬時に思った私はサッと卵を拾い上げて、とりあえずホームの壁際に置きに行ったのでした。
拾い上げた卵はまだじんわりと温かくて、この中に宿る生命を感じた瞬間だったのでした。
しかし、母鳩に捨てられた卵が孵ることはほぼ無理だそうで、壁際に置いたところで清掃員さんに結局は片付けられてしまう・・というなんとも寂しい気持ちに包まれました。
卵が思ってもみない所で産み落とされ、なんという現場に遭遇したのだろう!!とその後もドキドキが止まらずでした。
沢山街中にいる鳩は皆、母鳩に見捨てられずに孵った卵なんだなぁと感慨深く思ったのでした。
こちらの写真は私が今まで撮影した中でも、群を抜いて鳩の格好良さが表現できた写真だと思っています。翼が美しいです。