オリンピック閉会式と台風
リオデジャネイロオリンピックの閉会式が日本時間22日8:00(現地21日20:00)からスタートし、無事閉会しました。その間に日本では強い勢力の台風9号が上陸。関東・東北を縦断し、北海道へ。首都圏だけでなく東北の交通にも大きく影響しています。皆様、暴風、大雨、高波にご注意ください。
次回のオリンピック開催都市である東京への引き継ぎセレモニーでは白の着物・金の帯で登場した小池知事に、オリンピック・パラリンピック旗が引き渡されました。東京オリンピックのプレゼンテーションは、アレンジされた国歌からスタートし、約8分間にまとめられていました。椎名林檎、佐々木宏、菅野薫、振付師MIKIKOの4名が中心となり演出されたようです。冒頭では、日の丸の中からRIO OBRIGADO ARIGATO、そして世界各国語にて感謝の気持ちを表す文字が示され、その後美しい映像にて、東京の名所が躍動感溢れるオリンピック種目とともに次々と紹介されました。
プレゼンテーションには日本発の人気キャラクターも登場。日の丸を示す赤いボールが次々とオリンピックメダリスト達にパスされ、安倍総理のもとに。リオに向かって急ぐためにマリオに変身した総理はドラえもんに後押しされ、ドカンをくぐって地球の反対側のリオデジャネイロまでワープ!会場に設置された緑のドカンの上から登場するサプライズ演出もありました。
33種類の東京大会から正式種目になる競技の人型アニメーションが地上に降ってくるAR映像や、光る四角いフレーム&バトン、映像&音響効果、そして新体操とコンテンポラリーダンスを組み合わせたパフォーマンスの数々が観客を惹き込みます。東京オリンピックのエンブレムを作りだし、最後は一直線に東京の名所の模様が富士山の前に整列し、花火と共にフィナーレを迎えました。2020年への期待が高まる、お洒落でモダン、細やかで美しいパフォーマンスでした。
史上最高となる41個のメダルを獲得した日本。連覇達成、何十年ぶりのメダル受賞や初受賞、今後の活躍が期待される若手のアスリートの台等など、様々なドラマが観客を沸かせました。試合はほんのわずかな時間で終わってしまいますが、全ての出場選手にとっては、この舞台に至るまで、それぞれ本当に長く険しい4年間だったことと思います。全選手の努力を讃え、お疲れ様とありがとうの気持ちで一杯になるオリンピック閉会式となりました。