2016年5月24日のgoogleのロゴ
24日のgoogleのとロゴは、白いウェアを着た女性がテニスをしているアニメーションでした。今ちょうど全仏オープンローランギャロス2016が 5月 22日 から 6月 5日まで開催しているからテニスロゴにしたのかしら?と思っていたところ、どうやら今日はスザンヌ・ランランというフランス人選手の誕生日ということで、彼女をイメージしたアニメーションになっているそうです。良く見ると、本当に本人のプレースタイルにそっくりのポーズになっています!
スザンヌ・ランランとは、フランスのテニスの女神
Suzanne Lenglen(1899年5月24日〜1938年7月4日)はフランス、パリ出身の女子テニス選手。1920年代前半に活躍した女子テニス界の名選手です。
スザンヌのテニスキャリア
パリ16区の裕福な家庭に生まれたスザンヌは幼少期よりテニスをたしなみます。15歳の1914年、全仏選手権ミックスダブルスにて初優勝。その後第一次世界大戦によりトーナメントは開催中止となりましたが、終戦後1919年ウィンブルドンで過去7度の優勝を誇る選手を下して初優勝。以後、彼女のトッププレイヤーとしてのキャリアがスタートします。ウィンブルドン大会では1919年から1923年までの5大会連覇達成。病気で途中棄権した1924年の翌年の1925年大会では再度優勝にカムバック。女子ダブルスでも同じく6勝をあげています。全仏選手権でも通算6勝していますが、1923年までの4勝は出場資格がフランス人選手に限定されていた試合だったため、国際大会としての記録になっていません。
オリンピックはというと、1920年のアントワープオリンピック大会では女子シングル金メダル。ミックスダブルス金メダル。女子ダブルス銅メダルという快挙を達成しています。
近代的なテニス競技を確立した
彼女はテニスを上流階級の社交の娯楽から、スポーツへと昇華させ、認知させた立役者でもありました。彼女の動きやすい袖なしに膝丈のスカートはそれまでのコルセットとドレスといった衣装から考えれば大きな変化でした。彼女は1926年に世界初のプロテニスプレイヤーとなり、興行としてのプロテニスツアーを盛り上げました。興行試合全38試合全勝だったそうです。無敵ですね!
現在全仏オープンの会場であるスタッド・ローラン・ギャロスには、「スザンヌ・ランラン・コート」という彼女の名前を冠したコートがセンター・コートに隣接しています。また、同大会の女子シングルス優勝カップにも「スザンヌ・ランラン・カップ」の名前があるそうです!