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ムーラン・ド・ラ・ギャレット(Le Moulin de la galette)
以前はパリの郊外だったモンマルトルでは小麦を作る為の風車小屋があちこちに点在していました。今回ご案内するのは、数々の画家にも描かれた歴史ある、風車(ムーラン)小屋のある建物です。
ルノワールも描いたムーラン・ド・ラ・ギャレット
ルノワール(1841〜1919年)の訪れていた頃のモンマルトルは芸術家志望の若者が多く住んでいました。風車小屋を改造して作られたダンスホール、ムーラン・ド・ラ・ギャレットは19世紀には野外酒場としてとても人気がありました。ルノワールも賑わっている酒場の雰囲気を切り取るように、生き生きとした縦131cm×横175m程もある大きな作品を描いています。ルノワールの友人らが手前側のテーブル席にモデルとして描かれた絵画からは、談笑する声や賑やかなダンスの音が聞こえてきそうな活気溢れる印象を受けます。
約110年前、1905年のムーラン・ド・ラ・ギャレットの入り口
大きな門構えの入り口の奥に大きな風車が回っています。
現在のムーラン・ド・ラ・ギャレットはビストロになっています
同じ場所にはかつてのムーラン・ド・ラギャレットを想起させるよう同名にしたビストロレストランがあり、今でも風車がモンマルトルのランドマークとして残っています。こちらのお店では、季節の旬な食材を使用したシックなフレンチ料理を楽しむことができます。ランチメニュー、セットメニューも揃えており、モンマルトル散策の際の休憩にもぴったりです。サクレクール寺院から歩いてすぐの西側、閑静なエリアに位置しています。
Le Moulin de la Galette
ホームページ
住所:83 Rue Lepic 75018 Paris