六本木にある国立新美術館の大原コレクション展
大原美術館は岡山県倉敷市の大実業家、大原孫三郎(1880-1943年)によって1931年に創設された、西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館です。孫三郎の支援によりヨーロッパにて学んでいた画家の児島虎次郎(1881-1929年)が、時には画家と交渉して美術品を収集しました。その後も彼らの思想は継承され、コレクションは拡充、日本を代表する美術館となっています。
はじまり、美の饗宴展 児島虎次郎作 「和服を着たベルギーの少女」
19世紀から20世紀初頭のフランスを中心とした近代絵画のコレクションが特に有名
- ピサロ
- セザンヌ
- ゴーギャン
- モロー
- ロートレック
- ドガ
- モネ
- マネ
- ルノワール
- ピカソ
等々の絵画を鑑賞する事ができます。西洋近代美術のほかにも、エジプトやオリエント、東洋の古代美術、戦後美術、日本近代洋画、現代美術家の作品と多岐にわたります。
大原美術館 エル・グレコ 「受胎告知」 1590-1603年頃
今回の展示会の西洋近代美術コーナーでは、19世紀後半、印象派や象徴主義の時代から20世紀前半、抽象絵画などの新しい表現が出てくるまでの一連の流れを感じる事が出来ます。
エル・グレコの受胎告知は東京では30年ぶりの公開とのことでした。
国立新美術館
〒106-8558 東京都港区六本木7丁目22-2
時間:10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
休館:火曜日
開催期日:4月4日(月)まで
大原美術館 公式ページ