メトロ駅構内やバスの中でたまに見かける抜き打ち検査
パリのメトロやバスは入場する際に切符を使用しますが、出る際には自動で開くドア(もしくは自分で開けるドア)から退場しますので切符を使用しません。入る時だけ必要なので、その後はバッグの中にポイっとしてしまうこともあります。しかし、しっかり切符は出るまで持っていて下さい。
なぜなら、メトロの係員さんが出口に向かう階段先で待ち構えていて通行客全員の切符チェックを抜き打ちで行っていることがあるからです。バスもしかり、私服の係員さんが急にチケット見せて下さいと車内で機械を持って回ってくることがあります。RERでも電車内で係員さんが回ってくることがあります。
パリでは入る時だけ切符が必要ということで、切符を購入せずに改札を乗り越えたり、出口扉からさっと入ったりしてタダ乗りしている人が意外にも多いです。バスも入る扉と出る扉が違いますが、後ろの出る扉からこっそり乗車してくる人もいます。・・・そのため、タダ乗りをしている人を見るけるための抜き打ち検査が行われるのです!
毎回切符を持っていても、ドキッとしてしまう瞬間。パリのスイカのようなカード、NAVIGOを利用している場合は顔写真もしっかり本人のものを利用しているか確認が入ります。上記の写真は駅で行われていた検査の様子。エスカレーターの先に灰色のパーカー、フード付を着た係員さんがずらりと4,5人並んでいて、通る人をすべて止めて切符チェックしていました。正しい切符を所持していなかった人は壁側にて罰金を支払っています。。(クレジットカード払い可)
意外にも日曜日や、夜22時すぎにもチェックしてることがあります!フランスなのに・・働いてるな〜と思う瞬間です。
改札を乗り越える乗客・・
改札前のカウンターに座っている係員さんが改札を乗り越えている人を眼の前で見ても捕まえないというのはあたりまえの光景です。私からするとすぐ眼の前で起きているのにどうして注意したり捕まえないのか初めは不思議に思っていたのですが。係員さんからすると、切符販売や案内は仕事だけれど、不正行為者を捕まえるのは自分の仕事ではないということなのかもしれません。。役割分担・・。。
とにかく、地下鉄構内やバスではタダで乗り込んでいる盗み目当ての人も中にはいることと思いますので、荷物に気をつけて下さい。基本的には大丈夫ですが、携帯電話を軽く握っている時に盗人に目を付けられては大変なので、常に用心して下さい。
バスの中も抜き打ち検査があります!
メトロだけではなく、もちろんバスも抜き打ち検査が実施されています。バスの場合は車内に私服の係員がお客さんとして乗っていて、急に機械を出して乗客にチケットの提示を求めてきます!え!もうすぐ降りたいのに!というようなタイミングでも確認してからでないと降りれないので、少々困ります・・。
おまけ:車の抜き打ち検査
パリ市の駐車関係を担当する係員がパリ中の道路を回って不正に駐車している車がいないかチェックしています。パリでは事前に登録をしておくと住んでいる地区での駐車料金が安くなります。そのため車庫を持たずに路上に駐車する人も多いのです。しかし実際に支払いをしていない人もいるためその確認を行っているのです。小さな通りでも係員が巡回しているのですね。
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