ついにフランスやスペインでの新型コロナウィルスの感染者も2,000人を超え、イタリアでは1万人超え・・・。日本国内でも感染経路不明な感染がどんどん出てくるようになり、感染拡大の歯止めが効かなくなってきています。
自粛活動が長く続くことによる企業活動、経済活動の厳しさも人々を苦しめます。新型コロナウィルスに効く薬やワクチンが一刻も早く無事開発されますように、と日々願うばかりです・・・。皆様もどうかお気をつけてご生活下さい。
フランスのコロナウィルスによる状況
現在フランスでは、救急が必要と判断された人、感染者との濃厚接触者、感染者の出ている地域への渡航者の他、医師が必要と判断した場合に新型コロナウィルスの検査を無料で受けることが出来ます。
集団感染が出た地域では、地域ごとにレベルが異なりますが、保育園や学校が休校となった場所、地域のイベントが全部中止となった場所、50人以上の集会が禁止となった場所もあります。
また、全国規模で1000人以上が集まる室内でのイベントを禁止。国内の全老人ホームへの訪問が禁止となりました。
パリのあるイル・ド・フランス圏でも300名以上の感染者が出ています。イベントが中止となるなど、街中は観光客も人通りも減ってがらんとしています。ついこの間まで交通機関のストライキが起きて大混乱していた状況と一転です・・。街中の人々はインフルエンザよりも致死率は低いといってわりと落ち着いている人が多い状況です。
海外からフランスに帰国した人に対して
中国(香港、マカオも含む)、シンガポール、韓国、イラン、イタリア(ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリアロマーニャ州)からフランスに入国し、14日以内にコロナウィルスかと思われる兆候が現れた場合は、近くの病院へ行くのではなく、15番(SAMU:救急医療救助サービス)に連絡するように呼びかけが行われています。
※3月10日、マクロン大統領が、連日患者の対応にあたるSAMU:ネッケル病院の緊急医療救助サービスのコールセンターを訪れて状況を確認し、スタッフの対応に感謝のメッセージを送っていました。
また、EU連合の首脳が一同にビデオ会議を行い、コロナウィルス対策を調整していました。
フランスでのマスクの着用
現在、コロナウィルスへの対策としてマスクは国家で管理して医療関係者と感染者に配布されています。薬局では診断書がない限り、マスクを購入することはできないようです。
マスクは元々病気にかかった人がする物という認識があるため、飛沫から守る予防のために使用する、ということが未だすんなりと受け入れられない部分があります。マスクをしている街中の在仏中国人に対する嫌がらせや恐喝、暴力などもおきているのが悲しいですが現実です。
- 強盗が、感染症対策の政府職員のフリをして在仏中国人宅に押し入る。
- 偽の警察官が、公共の場で顔を隠すマスクの使用は法律違反として罰金の支払いを要求してくる。(※マスク着用は法律に反しません)
WHOの新型コロナウィルス拡大のマップ
WHOのページでは、世界中の感染拡大の状況をマップ上に記載しています。もう全世界中で感染者が出てしまっていることが、その恐ろしさがひと目でわかります。
出典:WHO Novel Coronavirus situation
3月11日16時の地点では感染者118,381名、亡くなった方が4,292名、感染者の出たのは114カ国となっていました。統計に反映されていない隠れた患者がいることを含めると、もっと人数は多いことと思います。
出典:WHO Novel Coronavirus situation こちらのページへ
こちらは中国以外での感染者数の推移をまとめたサイトです。
もう3月も半ばに入りました。パンデミックとなってしまった今後の新型コロナウィルスの感染拡大はどのようになるのでしょうか。。どうか皆様お気をつけてお過ごしください。