パリ 外出禁止令中の状況/対コロナウィルス(3月23日)

投稿日:2020-03-24 更新日:

コロナウィルスの感染が日に日に拡大しているヨーロッパ。

23日現在、フランスの新型コロナウィルスの状況は、1月24日以降の感染者が16,018名、亡くなった方が674名となってしまいました・・。

 

パリの3月中旬の状況

パリでは幼稚園から大学まで全て休学となり、その後ショップ、レストラン、バー、カフェなど全ての店舗の営業が停止となりました。

そしてついに16日(月)に、これ以上のフランス国内での拡大を防ぐために、17日(火)の12時から最低でも15日間の外出禁止令が出ました。当初は15日後の3月1日までとのことでしたが、今はそれが45日間(4月1日まで)という話や、店舗や公共施設を閉める期間が4月15日までということから、そこまで自宅待機なのか?!といった噂まで出ています。

ヨーロッパ間の移動も17日からの30日間は規制をかけています。

 

外出禁止中の生活はどのような感じ?

外出禁止といっても、ある条件を満たしている場合には外出することができます。その際には、常に許可書をプリントアウトして名前、誕生日、住所や日付を記入し、何の理由で外出するのか項目をチェックして持参している必要があります。日付が異なる場合、毎回の外出ごとに作成しなければなりません。印刷機がない場合は同じように紙にペン書きで作成してもOK!

  • テレワークが出来ない場合の必要な仕事場への外出
  • 日常必需品の購入
  • 健康に関して、病院に行く必要がある場合
  • 家族のこと(子供や介護が必要な方)でのやむを得ない外出
  • 自宅付近への外出:運動やペットの散歩など

出典:https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus

 

警察が街中を確認してまわっており、もし必要でない外出をしていると判断された場合には、状況によっ135ユーロの罰金を支払わなければならないようです。既に警察が173万件弱の確認を行い、9万件以上の違反が見つかっています。

仕事の理由で外出が必要な場合はこちらの書類が必要です。仕事の内容や理由なども記載します。

 

出典:https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus

 

買い物はできるの?

食料など、生活必需品の購入時に住んでいるエリアの定められたスーパーには買い物に出ることができます。スーパー前は、前の人との間隔も気をつけながら並んでいます。

スーパーは補充を頑張っており、夕方に食料やトイレットペーパーなどが売り切れになっていても、翌日にはわりと補充されていて凄いな・・と感じます。

また、薬局、銀行、ホテル、車や自転車の修理ができるお店、新聞屋など日常生活に必要なお店も開いています。

 

散歩はできるの?

運動やペットの散歩に外に出ることも出来ます。わりと広い公園では人々が間隔を開けて接触しないようにして歩いたり、ジョギング、自転車に乗って移動しています。街中でも走っている人がわりといます。あんなに沢山の人や観光客、車の往来で溢れていた通りがガランとしているのを見ると、とても不思議な感覚がします・・。

 

隣国イタリアでの感染者の急激な拡大や、医療崩壊してしまっているニュースが流れている中、ここで徹底的に感染を抑えなければ、という思いで皆が頑張っています。早く新型コロナの感染拡大が落ち着いて元の生活に戻れますように・・・。

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