ユーロ圏で利用されているユーロ札の種類
旅行の際に何気なく利用しているユーロ札。全7種類、色も模様も異なります。200ユーロと500ユーロ札はほぼ買い物の際には見かけませんね!それぞれのユーロ札は時代と建築様式を示しており、改めて眺めてみると面白い発見もあります。実は古代から現代までの建物の移り代わりを見ることができるのです。
5ユーロ札
€5 古代ギリシャ・ローマ様式 灰色
10ユーロ札
€10 ロマネスク様式 赤色
20ユーロ札
€20 ゴシック様式 青色
※2015年11月25日から新しい20ユーロ札が市場に出ています。
50ユーロ札
€50 ルネッサンス様式 オレンジ色
100ユーロ札
€100 バロックおよびロココ様式 緑色
200ユーロ札
€200 19世紀の鉄とガラスが特徴的な建造物 黄褐色
500ユーロ札
€500 20世紀建築 紫色
偽造を防ぐための仕様
2015年に偽造札として多く出回っている20ユーロが新しくなりました。偽造を防ぐ為に、透かし、ホログラム部分に最新の技術が駆使されています。
ヨーロッパという名前の語源になったギリシャ神話に登場するフェニキアの王女「エウロペ」の肖像が表面の右側2段目に配置されていますが、角度によってこの肖像が数字の20に変わって見えます。また、この部分だけ紙に印刷ではなく、透明なセロファンになっています。
デザインも一新され、これまでの青の色調を維持しつつもゴシック様式の窓部分の赤や黄色の明るい色が添えられ色彩が鮮やかになっています。