セーヌ川が増水した時に注目されるアルマ橋の関係

投稿日:2016-06-03 更新日:

パリ、2016年の記録的な大雨

2016年5月末からヨーロッパ各地で大雨が続いています。パリでも先月29日〜31日の3日間の雨量が、5月の平均降水量の2倍に上ったそうです。1ヶ月の2倍量がたったの3日間で!?と驚く事態です。そのためセーヌ川は急速に増水し、水位が基準の高さを5m以上も上回ってしまったため、2日に洪水警報が出されました。まだまだ水位は今日3日にも上昇し、6mを超えるのではないかと報道されています。

France24

 

ルーヴルやオルセー美術館も休館に

セーヌ川にほど近い位置にあるルーヴル美術館、そしてオルセー美術館が所蔵品などを万が一に備えて避難させるために休館、セーヌ側沿いを走る列車も一部運休になったりと市民生活に影響が出ています。パリの一部とまわりでは、約25,000人が電力供給がストップしてしまったり、南部のヌムールでは約3000人が既に住んでいる場所から避難しています。ドイツ、ベルギー、ポーランドなども皆同じく雨の影響を受けており、1時間で50mmを超える、まるでバケツをひっくり返したかのような雨が降り続く地域もあるようです。

 

セーヌ川沿いの遊歩道もセーヌ川で水没しています。

皆が憩う遊歩道がセーヌ川の水で溢れています。あらら、路上に停めていたロールスロイスも増水したセーヌ川の中に置き去りになってしまいました。その後車は無事上層部の道路に移動されているのが確認できたそうです。

エッフェル塔 洪水 大雨

Twitter Geert De Clercq

 

ノートルダム教会のすぐ脇の橋下遊歩道にも水が溢れかえって道が見えなくなっています。観光客にも大打撃の大雨。現在開催中の全仏オープンテニスも試合を延期される見通しです。

ノートルダム大聖堂 洪水 大雨

 

アルマ橋に見る、過去のセーヌ川の増水記録

過去たびたび増水しているセーヌ川。どのくらいまで水位が上がっているのか、昔からパリの住民が水位を目測するのに利用してきた像があります。場所はバトー・ムーシュ乗船場にもほど近い、アルマ橋1970年第に再建された橋脚には、元々の橋から残したアルジェリア兵の姿をしている「ズワーヴ像」が立っています。1910年には像の肩までセーヌ川が増水したことが記録されています。アルマ橋の右岸側には自由の女神の持っている炎の正確な複製モニュメントもありますので、散策なさった際にぜひ御覧ください。

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そして今回は・・・・既にまでセーヌ川に浸かっています。完全に鉄道RER C線などはひっかかってしまう水位です。この後腰くらいまで水位が上がったそうです。
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BBC

すでに洪水が路上に影響を及ぼしている箇所もあります。

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Twitter ElsaC

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BBC

様々な箇所での浸水被害がこれ以上大きくなりませんように。。

 

雨により幻想的な風景になる場所も・・・

この大雨によってお城の前に大きな水たまりができ、幻想的な景色が浮かび上がったシャンボール城(Château de Chambord)です。鏡のように水辺がお城を浮かび上がらせる光景はなかなか普段では見ることができません。

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Twitter JeanCome

【★パリの観光地を地区別にまとめたページもご覧ください★】

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