ロンドン中心部にあるSt.James's Parkについてご紹介致します。
目次
ロンドンの8つの大きな公園の中で最も古い歴史を持つ公園
細長い形をしたセント・ジェームズ・パークの面積は約38万㎡。日比谷公園の2倍少々の広さがあり、公園内に大きな人工池があります。庭園はバッキンガム宮殿とトラファルガー広場を結ぶ、The Mall(ザ・マル)通りの南側に位置しています。
The mall ザ・マル
英国皇太子のウィリアム王子と、ケイト・ミドルトンさんの結婚式の際に、ウェストミンスター寺院にて式を挙げた後、バッキンガム宮殿まで馬車に乗ってパレードを行ったロイヤルウェディングロードでもあります。
セントジェームズパークの歴史
かつてセント・ジェームズエリアは湿地であり、森が広がり、農場の放牧が行われ、13世紀に建てられた女性用のハンセン病の病院がある、ということで知られている地域でした。
そこへ1532年にヘンリー8世がウェストミンスター近くのこの場所に目を付け、鹿狩りをする鹿公園を作り、狩猟小屋を建てたのが、それ以降のセントジェームズ宮殿のもとになっているそうです。
その後の王によって公園は徐々に排水整備され、動物のコレクションが始まり、フランスの宮廷庭園風に運河を作ってみたり、ロシア大使からペリカンが贈られたり、花壇から低木の植え込みに変わったり、道が拡大されたり、現在の湖に形を変えたり・・・と様々な手が加えられて今の形に至っています。(公式HPより)
その後1660年に王についたチャールズ2世の代の中で公園が一般の人々にも公開されるようになりました。
庭園から歩いていける距離内にある観光地
ロンドンの見所であるバッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院、セントジェームズ宮殿など、王室の歴史的建造物がすぐ近くにあります。同じく広大なグリーンパーク公園もセントジェームズパークのすぐ北に位置しています。
公園内の大きな人工池セント・ジェームズ・パーク湖
数々の野生の水鳥達が伸び伸びと生息しています。ゆったりと湖面を泳ぐペリカンや水鳥の姿があります。湖内にある2つの島はキツツキやフクロウ、コマドリの保護区となっています。
大都会の真ん中に位置していますが、庭園内はとても穏やかです。
川辺で鳥達の自然にくつろぐ様子を見ているのも癒されますし、庭園内の芝生やベンチ、デッキチェアにてゆっくりと時を過ごすのもとても気持ちがよいです。
お散歩、読書、ピクニックなど、楽しそうに家族で楽しむ方々。観光客の方も沢山いらっしゃいます。
庭園内、可愛いらしいリスも至る所に走り回っています。
観光客慣れしているので、少し近づいて撮影できます。手の上にも乗ってきますが、病気を持っているかもしれないので、噛まれないように注意してください。
公園近隣にはパブやカフェも沢山あります
公園の外に一歩でればすぐにカフェやレストラン、パブを見つけることができるエリアです。また、公園内の湖のほとりにも「イン・ザ・パーク」という軽食を食べることのできるレストランがあります。広大な公園内でも目印が立っているので安心です。公園内を散策した後にちょっと休憩するのにちょうどよいです。
奥の方にウエストミンスターの先の観覧車、ロンドン・アイが見えます。
St. James's Parkへのアクセスマップ
公園の公式ホームページはコチラ
開園5:00-0:00