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サン・ジャックの塔 La tour Saint-Jacques
パリのリヴォリ通りをシャトレ駅からパリ市庁舎に向かって歩いていると、ひと際高く、すっと天に伸びる塔が姿を現します。夕闇の中、緑の中に囲まれているその塔を見かけた時には、なんだか異様で不思議な雰囲気を放っているかのように見えます。
Marc Verhille / Mairie de Paris
もともとは教会の鐘楼!
ゴシック・フランボワイヤン様式の美しい塔は、パリジャンが待ち合わせ場所に利用したり、休憩をしていたりと、パリのシンボルとして人々に愛されています。もとは、サンジャック・ドゥ・ラ・ブシュリー(Saint-Jacques de la Boucherie)という教会の鐘楼として 1509年〜1523年の間に建てられましたが、フランス革命時に教会は崩され石は採石して切り分けられたそうです。その後パリ市が1836年に鐘楼部分のみとなっていたこの塔を買収し、現在に至っています。約8.3ミリオンユーロを費やした大規模な調査と改修を経て、塔は美しい状態になって、現在夏の期間のみ限定公開を行っています。
美しいパノラマを楽しむことができます
階段300段を登ると頂上につく事が出来ます。4区、パリの中心に位置している塔からは360度、美しいパリの景色を堪能する事が出来ます。ポンピドューセンター、パリ市庁舎、ノートルダム教会、シャトレなどを間近に見る事が出来、もちろんエッフェル塔もモンパルナスのタワーも見えます。塔の総高は62m、一番上に建っているサンジャック像は高さ3.5m、台座が5.5mとのことです。塔の面積は約12m×12m=144㎡!
サンティアゴ巡礼路の起点
この教会は、巡礼の道サンティアゴ・デ・コンポステラSt Jacques de Compostelleの出発拠点として中世から多くの巡礼者が通ってきたそうです。歴史に想いを馳せてみるのも素敵な歴史のある建造物です。
期間限定で入場可能!
実は期間限定で夏の間だけ入場することができます。塔の保護のため、期間中は毎日オープンしているわけではなく、期間中の金土日の10:00〜17:00のみのオープンとなっています。また、グループツアーでのみ催行のため、並ぶ事は必至ですが、是非登られることをお薦めします。
右上の黄色い楕円の部分に塔があります!
オープン期間
5月20日(金)〜9月25日(日)10:00〜17:00まで
1ツアー55分、最大17人ずつのグループツアーにて催行。
※1日8回×約17人=136名
チケット情報
一般チケット10ユーロ、学生チケット8ユーロ(18歳以下・学生)
※注:10歳未満のお子様は塔に入場できません。
※9/17,18は文化遺産の日のため、入場無料になります。
オンラインサイトにてもチケットの事前購入が出来ます。
※月曜日の10:00より週末分のチケットのみ販売します。
当日の入場券は9:45に塔にて販売開始となりますが、オンラインで事前に購入した方が安心です。
アクセスMAP
Square de la tour Saint-Jaques Rue de Rivoli 75004