ドイツ旅行をした時にお土産に持ち帰りたいシュトレン。クリスマスの伝統的な菓子パンであるシュトレンは、ドイツ中で購入できますが、元々はドレスデン発祥と言われています。どのようなお菓子なのか、美味しいシュトレンの選び方をメモしておきます。
シュトレンとは?
レーズン、レモン、オレンジピールと、アーモンドが入っている焼き菓子パンです。一番上には粉砂糖がまんべんなく振りかけられています。
その形が幼子イエスを産着で包んでいるようにも見えると言われているそうです。スライスする前の大きなシュトレンだったら・・・うーむ、言われてみれば、赤ちゃんのように見えてこなくもないかもです・・・・ね。
ドイツではクリスマスを待ちながら少しずつ切って食べる習慣があるそうで、我々には考えられない程の大きなシュトレンが沢山売っています。ドライフルーツの風味がどんどんパンに染み込んでいくので「今日よりも明日、明日よりも明後日とクリスマスがだんだん待ち遠しくなる」ということだそうです。うまく考えたものですね。
基本的にはドライフルーツがぎっしり詰まっていて、結構食べごたえのあるお菓子なのですが、お店によってサクサクしていたり、しっとりしていたり、ほろほろしたりと焼き加減が異なります。
シュトレンの発祥の地はどこ?
シュトレンの発祥の地はドレスデンと言われていますが、ウィキペディアによると現存する最古の記録では、1329年Naumburg(ナウムブルク)の司教へのクリスマスの贈り物にシュトレンが記載されていたということなのですが・・。どうなのでしょう??ドレスデンの記録はその150年後のことだとか・・。気になります。
シュトレンの名前の意味は?
シュトレン(stollen)という名称はドイツ語で「坑道」を意味するのだそうです。形状がトンネルのような潰れた半円だからだそうです。
シュトレンの材料
こちらに実際にシュトレンを作っているところがあったので写真を載せておきます。シェフの左側に焼く前のシュトレンがこねてあります。ずっしりしています。
材料についても記載があったので載せておきます。
- バター 290g
- 小麦粉 580g
- 砂糖 92g
- 塩 (写真からはちょうど見えないです・・すみません。。)
- ミルク 175ml
- レーズン 465g
- レモンやオレンジピール 116g
- アーモンド 90g
- ラム 40ml
- スパイス 1g
- 粉砂糖 100g(デコレーション用)
シュトレンの購入時のポイント
金色のシール(ドレスドナー・クリストシュトレン)
ドレスデン内でも様々なところにシュトレンの名店がありますし、クリスマスマーケット内、スーパー内、パン屋さんなど、どこででも購入することができます。しかし、出来れば美味しいシュトレンを食べたいですよね。その時に、確認していただきたいのが、そのシュトレンに金色のシリアルナンバー入りのシールが貼ってあるかどうかです。
その年のコンテストにて優秀なポイントを得たシュトレンで、かつドレスデンで作られたものだけが名乗ることのできる「ドレスドナー・クリストシュトレン」なるものがあるのです。
シールを得ているシュトレンなら、間違いなくドイツ人が認める美味しいシュトレンです。
下記写真も名店のシュトレンですが、金のシールが貼っていないバージョンの物です。
試食をお願いしてみる・・
結構シュトレンは大きいので、あまりお口に合わないものを購入してしまうと(甘すぎる、食感が気になる、スパイスの風味が好みではないなど)大変残念です!!試食ができるお店で試してから購入するのも手です。
私は一回、信じられないほどまずいシュトレンに当たりました。なぜこのような味なんだ・・・スパイスの問題なのか・・・と楽しみにしていただけに非常にガッカリしました。
クリスマスマーケットでも試食ありますかと聞くと出してくれるところもありますので、チェックしてみて下さい。
皆さんのお口にあうシュトレンが見つかりますように・・・♪