パリの大学として有名なソルボンヌの語学学校について覚書を記載しています。
目次
パリの大学附属語学学校 ソルボンヌとは?
言わずと知れた名門大学付属の語学学校!リュクサンブール公園の近くで、パストゥール、ヴァヴァン駅が最寄りです。約3ヶ月で1セットとなっており、最後に試験があります。合格しない場合修了書をもらうことができない、そして次のレベルに進むことができないので勉強する生徒も真面目です!今年2019年で100周年を迎えました!
授業形態
通常の授業(文法・読解など)
大学での講義のような雰囲気で文法の授業を進んでいきます。どちらかというと自発的な授業というよりは、受け身でノートを取る授業です。1日2時間となっています。
フォネティック(発音の練習)
発音を先生に見てもらうための、フォネティックの授業があります。初心者の時は何をやっているのか全然わからなかったのですが、初級くらいになると、段々発音の違いやリエゾンもすんなりわかるので先生に発音を直してもらうのが楽しくなってきます。発音は大事です〜!
文明講座(リスニングが特訓できます)
フランス語の文法授業とは別に、フランスの文化、美術、映画、絵画などの講義を受講することのできる文明講座。毎日様々な講義が開校されており、選択して受講可能です。毎日好きなだけ講座に参加することも可能です!
※レベルが初心者だと文明講座は推奨レベルが初心者向きとなっていても、何を言っているのかさっぱりな場合があります・・・。リスニングの勉強と思って頑張るのみ・・!最後の試験は選択問題なので、なんとかなります!
クラス人数
一般クラスは大体18人が最大です。午後の追加クラスは6-8人程度。フォネティック(発音のクラス)は 最大15人程度です。
最新のデジタルホワイトボードあり
若い先生は使いこなしており、授業で使用したホワイトボードを後ほどメールで送付してくれたりする人もいます。年配の先生は利用しない人もいます。
ソルボンヌはこんな人におすすめ
- グループでの講義の方が安心できる。
- 文法を鍛えたい!
- 文法の宿題が出るほうが良い方。
- 3ヶ月間メンバーが全く変わらないのでクラスのレベルが保たれる。
- 毎日同じメンバーと一緒なので仲良くなれる。
- 近くの大学の学食を利用できる。(3ユーロで大満足に食べられます。)
- 大学の講師からフランス語でフランス文化についてなどの講座を受けることができる。
- 歴史のある大学の開講する語学学校のため、世界中から生徒が集まります!
少し気をつけたい点
最初のクラス分け。先生により進め方が本当にまちまちです。
先生の気に入った話題ばっかり、スピーキングが全くなく、ノートを取るだけなど・・授業の質は先生によりけりです・・。自分にあった良い先生に当たることを祈るのみです!!
微妙な先生ならクラス変更は最初の週しかできないので、何かうまく理由をつけて変わるしかありません。基本的に上のクラスに上がるのは難しいです。そのためクラス分け試験がとても大事です!
文法は日本で勉強していても、スピーキングの練習をしていなかった場合A1クラスにされてしまうこともありますので注意です!
スピーキングの練習はほぼしない。
隣の人と話すアクティビティ程度。フランス語の文法を学ぶ授業時間は1日2時間だけです。一クラスの人数も多いので、沢山の生徒が一斉に喋りだすと全然時間が足りませんから、スピーキングを強化するには向いていないかもしれません。
授業の開始時間を選ぶことができません。
最初にレベル分け試験によって振り分けられます!希望時間は午前か午後かを希望することはできます。8時、10時、13時のクラスがあります。午後に追加授業をプラスすることもできます。
ソルボンヌの歴史ある建物内ではありません。
大学附属の語学学校なので、ソルボンヌの中で授業が受けられるのかも!と思う方もいらっしゃいますが、実は、場所が異なります。文明講座のある建物はモダンな建物で、大学とは全く別の建物内に沢山の教室があります。
学期ごとの最後の試験
通常の文法のクラスは、学期の最後に文法、スピーキング、作文の試験があります。文法問題もしっかりと沢山出ます・・・。普通にしっかりと受講して復習していれば、テスト内容に似た文法問題も授業で取り扱うので基本的には問題ありません。
しかし、もし失敗してしまうと、次のレベルのクラスへ行かせてもらうことができず、もう一度同じレベルを受講しなければならなくなってしまいます。全く同じ文法範囲をもう一度習うなんて勿体無いので、なんとしても試験には合格しましょう!