「穴」(フランス映画:脱獄ストーリー)あらすじと4つの見所!

投稿日:2019-03-26 更新日:

脱獄映画と言えば、ショーシャンクの空(ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン)やアルカトラズからの脱出(クリント・イーストウッド主演)など様々な名作映画がありますが、こちらのフランス映画も脱獄映画の中の傑作と言われる作品です。

穴のトレイラーはコチラ!

 

ジャック・ベッケル監督の遺作

1960年に制作されたフランスの白黒映画。

刑務所に入っていたことのある小説家であるジョゼ・ジョヴァンニが1957年に発表した小説を映画化した作品

1947年に実際にパリのサンテ刑務所にて起きた脱獄事件を元に描かれています。

5人のメイン登場人物のうちの1人、ジャン・ケロディは実際にその脱獄を試みた囚人というのですから、演技も緊迫感もリアルです。

 

穴のあらすじ

4人の囚人がが生活していた監房に1人の未決囚が入ってきました。4人は刑務所の中でしっかり仕事をこなし、更生しているように見せかけた模範囚でしたが、実は脱獄の計画を進めていました。新たに部屋に入ってきた新人と共に、5人で協力しながら脱獄用のルートを探っていきます。

ひとことでまとめると、穴掘りヒューマン脱獄ドラマ!







穴の見どころ

1.綿密に計画された脱獄までの作業がリアル

実際にあった事件のを元に描かれているため、小道具の使い方や作業が全て現実味があります。

囚人が監視される小穴から、逆に看守の動きを見張る5人の囚人達。まずは監房の床板をはがし、地下まで穴を開け、地下室にある格子を切断し、地下道から外へ出るルートを探って穴掘りを続けていきます。淡々と着実に進められる作業、見張りにバレないように綿密に計画された行動がとてもリアルでした。

 

2.緊迫感に惹き込まれるストーリー。

124分もある映画ですが、緊迫感があり、どんどんストーリーに引き込まれてラストまであっという間です。

監房内で穴を掘り出した時のカンカンと叩く音が大きくて、大丈夫?!と心配になるところから始まり、その後もどんどん堀り進んで地下へ、メンバー交代で掘り進んでいきます。

特にBGMがなく、シーンごとの掘る音、削る音、下水道の音などがとても良い雰囲気を出しています。







3.心の中を描くヒューマンドラマ

囚人たちの一挙一動にも性格や想いが表されている人間ドラマです。絆で繋がったように思えていた人間関係にも穴が・・!

  • ロラン:脱獄を過去にも経験したことがある(実際にこの事件を経験した元囚人が熱演!)
  • マニュ:リーダーとしてグループをまとめており、曲がったことが嫌い。
  • ジョー:怠け者のように寝てばかりだが母親想い。
  • ボスラン:柔らかい雰囲気で場を盛り上げてくれる。
  • ガスパール:最近監房に新しく入ってきた見た目も誠実に見える若者。

 

4.予想できないラスト!

特に最後は誰もがおお〜!と思う展開に!目が離せません!思い起こせば穴を掘ってばかりいる映画なのですが、心理的な心の中の葛藤、信頼、疑う気持ちなど、5人の繋がりも物語の見どころです!

久しぶりに素敵な名作を見た〜!という気持ちにさせてくれる作品でした。

 




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