フランスに留学を希望なさっている方へ。簡単に気になるポイントをまとめてみました!
目次
フランス留学のメリットとデメリット
メリット
- フランスの生活に溶け込んで文化を体験!
- フランス生活の中で言語を最大限身につけることが出来ます。
- 短期の旅行では得られない実体験!
- フランス人の友達ができる!
- 様々な美術館に行って来日しない名画や彫刻の数々を堪能!
- 街の雰囲気が素敵、どこも絵になる!映画のセットみたい!
- 夏の間は夜22時頃まで明るい!
- パリは毎月何かしら街中でイベントが開催されていて楽しい!
- 洋服屋さんがお洒落!
- パンが安くて美味しい!長いバゲットが1ユーロ!!!
- フランス料理もケーキも美味しい=太る
- 日本人に対してみんな優しい。文化に興味もしくは理解がある人が多い。
デメリット
- なんでフランスってこうなの〜?!日本だったら絶対こんなことないのに!というようなことも起きます。店員さんの対応が大雑把、ものすごく待たされる、郵便物が盗まれる、電車の中に変な人がいる、アジア人だから馬鹿にされる、スリもいる、、などなど・・まぁ慣れてきますが・・・。やっぱり日本って最高だな〜と心から思えるのである意味メリットかもしれません。
- 思ったよりも街が汚い・・メトロが臭い・・暗い・・犬のふんが落ちてる・・と花の都を想像しているとガッカリするかもしれません。
- デモ、ストライキで交通が停まったりします!
- スリがいないように見えているので、外では気を張っている必要がある。
- アジア人が相対的に少ないのでカモがネギを背負って歩いているように見える。
- 日本食レストランが高いぞ!日本食材が高いぞぉ
- なぜフランスのビザを取りたいのか申請動機書が面倒くさい。
フランスの学生ビザとワーキングホリデービザの違いとは?
フランスはビザなしで3ヶ月滞在することができます。わざわざビザを取得して長期で行くか、3ヶ月の滞在(学校には通えます、アルバイト禁止です)でも満足できるかでビザ選びをしてみても良いと思います。
学生ビザ
- 年齢制限無し。
- 学校に行きながらアルバイトもしくはスタージュが可能(労働は年間964時間以内)
- 学校に申込んだ期間(ミニマム91日)プラス1~2ヶ月程度のビザをもらうことができます。
- 語学学校の生徒でも現地にて滞在延長の申請が可能。再度入学許可書をもらう必要があります。1年以上フランスに居たい場合はこちらがおすすめ!
- まず始めに1年間滞在したい場合は8~9ヶ月間の学校に申込んで学費を払い終える必要があります。(ビザ申請時に入学許可証の提出が義務のため)
9ヶ月/40週程度の学費は・・・
・・週200ユーロの語学学校だと→ 8000ユーロ=104万円(130円換算)
・・週100ユーロの語学学校だと→ 4000ユーロ=52万円(130円換算)
・・通常フランスの大学は3年、大学院は2年です。今まで外国人学生もフランス人と同様にほぼ料金がかからなかったのですが、来年から値上がりして外国人学生のみ1年の学費が20万円程度となる模様です。
申請方法
キャンパスフランスというサイトを通して入力&面接予約となります。Accueil JP | Campus France
在日フランス大使館に赴いてなぜフランスに行きたいかの面接が必須です。
その後再度フランス大使館にて全ての書類を窓口で提出します。窓口もある意味面接です。
必要書類の中に語学学校からの入学or登録証明書が必須。(学費を全部払う必要がある=学校選びが重要)
また、滞在計画表と、なぜフランスに行きたいかの志望動機書(フランス語か英語)が必須です。
【学生ビザの滞在計画書と志望動機書】についてはこちらのページへ
資金証明は1ヶ月約650ユーロ×滞在予定を証明できる残高証明が必須。(9ヶ月なら5,850ユーロ=76万500円程度)
ワーキングホリデービザ(ワーホリ)
- 30歳になる誕生日までに申請。(最近1年短くなりました)
- 語学学校に行く必要がありません。アルバイトやスタージュが可能。
- 1年間フランスに滞在することができます。
- 現地でビザ延長不可です。
申請方法
書類を集めて、在日フランス大使館の窓口にて申請するのみ。
必要書類の中に滞在計画表、履歴書(フランス語か英語)と、なぜフランスに行きたいかの志望動機書(日本語)が必須です。
【学生ビザの滞在計画書と志望動機書】についてはこちらのページへ
資金証明は3100ユーロ=40万300円(130円換算)の残高証明が必須。
滞在期間全ての保険に入ることが必須。証明書提出。
長期滞在ビザ
- 年齢制限なし。
- 1年間のビザです。
- アルバイトやスタージュをすることを認められていないビザです。
- 現地での延長も可能です。
申請方法
書類を集めて、在日フランス大使館の窓口にて申請するのみ。
必要書類の中に滞在中の予定と、なぜフランスに行きたいかの志望動機エッセー(フランス語か英語)がある。
資金証明に300万円程度の残高証明が必須。(現地で働く必要がないことの証明)
現地でアルバイトをする気がなく、語学学校に行くだけの場合はこのビザが一番簡単で手っ取り早いです!なにせ先に学費を払う必要もありませんから、学校を自分の目で見て体験レッスンを受けてから選ぶことができます。かつフランスでビザの更新もできます。
ビザ申請時の志望動機や面接って何?!
志望動機書
基本的に志望動機がしっかりしていれば落とされません。なぜ「フランス」に行きたいのか、「フランス語」を勉強したいのか、あなたのフランスへの興味や関心、熱い想いを書けばOK!
フランスに旅行した時にフランスの魅力を知って、様々な地域を訪れたい、現地のこんなお祭りに参加したい、様々な各地方の名産のワインやチーズを味わいたい、といった短期の旅行では叶えられない内容を書くのがベスト!
また、語学レベルを上げて語学試験DELFに合格します。なども良いです。
【DELF試験】についてはこちらのページへ
こんな事はNG
フランス語を鍛えてフランスでバリバリ働きたいから、フランスに永住したいからという理由は学生ビザもワーキングホリデービザも基本NGです!注意!学んだことを生かして日本で将来こんな仕事に付きたいといったような内容が望ましいです。
学生ビザ取得時の面接って?
こちらは志望動機と滞在期間中の計画表についてを聞かれる程度です。「どうしてフランスなの?」「何がしたいの?」といった形。日本語ができるフランス人もしくは日本人職員が対応してくださるので、日本語で説明しましょう。志望動機と同じ内容を言えるように練習しておいてください。
最後にフランス語で少し話してみる時間があるのですが、もちろん語学学校に行きたい人が上手にフランス語を話せるわけがありません笑。心配しなくて大丈夫です。
「ボンジュール、ジュマペル◯◯。」可能なら「日本の◯◯に住んでいます。仕事は◯◯をしていました。フランスの文化やフランス料理が大好きです。フランス語を勉強しに1年間パリに行きたいです。よろしくね、ありがとう」といったことを話せれば完璧です!
もしくはまだ勉強をしたことがない場合もありますので、「ボンジュール。ジュマペル◯◯。あとは学校で勉強します!」といった内容でもOKです。
ワーホリビザから学生ビザ切り替えの場合はある程度話せないと既に1年居たのに・・?ということになりちょっと怪しまれるかもしれません。
窓口での面接とは?
在日フランス大使館のビザ窓口に最後、全ての書類を持って提出しに行きます。そうそう、大事なのが、この日に窓口の小さなカメラで顔の写真を撮影します!その写真がビザとなってパスポートに貼られますので、髪の毛を整えて、しっかりお化粧をしていってください!書類に貼り付けた写真ではないので注意!!!それで失敗したという人を何人も知っています笑。
また、ここの窓口は結構忙しいので対応が冷たいことがあると有名です。「書類、はい。全部あるねー?フランスなんで行きたいの?どのくらい滞在するのー?学校はー?どこ住むのー?」など、ここでもしも彼氏や彼女の家に住む場合の方は要注意です。「この人どんな関係なのー?ホームステイー?」など聞いてくるそうですから、「ホームステイです。」もしくは「以前お世話になったホームステイの人から紹介してもらいました。」程度にしておきましょう。
フランスに移住しようとしている人に対して厳しいので、イギリスと同様、ビザを取る際に現地にパートナーがいると言うのは絶対に厳禁です!「パートナーがいるなら学生でもワーホリビザでもなく、結婚して配偶者ビザでフランスに来てください〜さよなら〜」という話になってしまいますので!
ビザの切り替えはできるの?
ワーキングホリデービザから学生ビザへの切り替え
ワーホリビザから学生ビザ(語学学校の場合)の申請がやや最近厳しくなっている模様です。「ワーホリでフランスに滞在して仕事もしていたよね?なんでまた学生ビザで行きたいの?」という流れになるようです。
大学や大学院へなら問題ないのですが、語学学校の場合は注意が必要です。志望動機や滞在予定表も気合を入れてしっかり筋の通ったものを作成する必要があります。フランスで大学院に行きたいから語学力を上げたいというように書いて置くのが無難かもしれません。
もしまたフランスに帰って来る可能性があるなら学生ビザ→ワーホリビザの方が安心です。それか、学生ビザなら現地で延長することもできます。
フランスにとどまりたい場合
フランス語力を上げ、学生ビザでも、スタージュという制度でインターン生として会社で働くことができます。(1日5〜6時間程度)スタージュ制度の場合は夕方学校にも通って出席率をキープしなければなりません。そこで実力を認めてもらって就労ビザを出してもらう流れが良さそうです。ワーキングホリデービザでもすぐに就職活動を始めて半年くらい働けば認めてもらえる可能性が高いです!
しかしフランス人を雇うのではなく、外国人を雇うとなると、会社側も出費がかさみますので、そう簡単には就労ビザは手に入れられないようです。最初の会社選定も重要!
学生ビザなら現地での延長が可能です。語学学校だけでもうまく手続きをすれば4年間延長を繰り返すことができるようですし、その後に大学に行けば更に3年追加できます(ものすごくフランスに居たい場合)
そのかわり、毎回ビザ延長のための現地窓口で書類提出の際に面接もあるので、うまく理由をつける必要があります。語学学校レベルは最高C1までです。2年でB2まで行ったのに、どうしてもう1年語学学校に行く必要があるの?などと聞かれるので大学院に行きたいから、もうちょっと復習したいから、などと言っておくのが良いかもしれません。パリよりも地方の方が外国人も少ないためすんなりとビザがおりるという話も聞きました。
【DELFなどの試験の指すレベルについて】についてはこちらのページへ
また、語学学校生が延長するためには以前の学校の出席証明書を提出しますので、出席率をキープする必要があります。どのレベルでの証明書を出してもらうかも、ずっと滞在したいと考えている場合は検討した方がいいかもしれません!
まとめ
学生ビザとワーキングホリデービザでは、滞在する間にできる行動内容も異なります。フランスでどのような生活を送りたいのかを考えてビザ選びをすることをおすすめ致します。3ヶ月以内の留学であれば、ビザを取得せずの観光ビザ入国でも問題ありません。
皆さんが有意義なフランス留学を送ることができますように♪