エルメスのお洒落な金具「ギローシュ(Guilloche)」

エルメス ギローシュ Guilloche

 

複雑な格子状の装飾ギローシュとは?

バーキン、ケリーの金具部分に繊細な浮き模様が施されています。ギローシュとは、曲線を交錯させることによって作られた芸術的な装飾もしくは彫刻技巧のことを指します。ライン同士がとても近接しており、非常に繊細で精密、複雑な繰り返しパターンが続いているのが特徴的です。日本語・英語読みではギローシュと呼ばれていますが、Guillochéはギヨシェといった発音になります。元々は金属に細かい彫刻を施すことのできる回転技法を備えた機械を発明したフランスのエンジニアである “Guillot(ギヨー)”という人の名前に由来しているそうです。この機械のおかげで手作業に似た細かいパターンをもっと精密に素早く正確に仕上げることができるようになりました。 彫刻に関することが色々と書いてあるEngraving Glossaryさんのページを参照しました。

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バーキン25 ヴォータデラクト アルジル ギローシュ

バーキン25 ヴォータデラクト アルジル ギローシュ

様々なギローシュ

一言でギローシュといっても、実は先程の①技巧の他に、②組紐飾り・網縄飾りという組んだ紐をデザインしたものがそのまま装飾に使われている装飾名や、③七宝焼きで見られるエナメル技法、そして④建築の形状様式であったりと様々な言葉に使われています。

①ギローシュ技巧が見られるもの

アンティークのポケットウォッチのケースや、最近の時計の盤面にも施されていることがあります。また、実は身近なところでは、紙幣の印刷物によく印刷されています。緻密な線が偽造を防ぎます。

③エナメル技法としてのギヨッシュ

エナメルで覆う七宝の下地金属に彫刻されたギローシュ。間隔の詰まった曲線、平行線、交差線など複数の線を刻み込み、上から透明もしくは半透明の釉薬をかける技法を指します。釉薬により、刻んだギローシュの線が美しい光沢を放つようになる技法です。

ギローシュ

Engraving Glossary

④建築形状

交差もしくは重複している螺旋や繰り返しの形状の際にギローシュと呼ぶそうです。古典ギリシャ、ローマと新古典主義建築、アングロサクソン芸術などで見られるそうです。

ケリー25 ボックスカーフ ショコラ ギローシュ

ケリー25 ボックスカーフ ショコラ ギローシュ

 

奥深いギローシュの世界・・・上品でエレガントなエルメスのバッグと、金具の緻密で繊細な模様がマッチして、洗練された雰囲気をより高めてくれます。エルメスならではの匠の技を感じることができますね。

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